石川県といえばおいしい海の幸に伝統工芸品が多くあり、最近では北陸新幹線が金沢まで開通したことからアクセスが良くなり観光客が非常に増えています。さて、今回は、石川県を代表する温泉地の一つ山中温泉において人気のある花紫さんに泊まってみました。
まとめ動画です:
とても大きな旅館というわけではないのですが、川沿いにぽつぽつの旅館が立ち並びます。
その中でもひときわ目立つのが、この花紫さんですね。
関東を非常に朝早くに出発したのですが、やはり車では時間がかかってしまいます。少々アクセスが悪いところが難点でしょうか。入口は思ったよりもシンプルで、特段大きなお庭があるといった感じではありません。
気になるお部屋です。今回特に高いクラスの部屋を予約したわけではないのですが、非常にぜいたくな入口になっています。すべてのお部屋が広そうでした。部屋数を少なくして広くする。ぜいたくですね。
落ち着いた雰囲気で、やはり高級感があります。
しっかりとお茶菓子を出していただきおもてなしをしていただきました。お茶がおいしいですね。こういったところがやはり違います。
さて、気になるお食事ですが、たくさんでますよ。牡蠣の真丈や白子、寒ブリにズワイガニ、和牛ロースまで出てきます。
まずは、前菜ですね。地味に見えますが、ナマコやからすみ、ホタルイカなど、高級食材が多く使われています。お酒がとっても進んでしまいます。
牡蠣の真丈です。いい味してますね。このだしの濃すぎない絶妙な味付けは、やはりプロですね。
本日特に気に入った一品がこちら。甘海老のお寿司です。見てくださいこの輝き。そして大きさ。プリっぷりの甘海老で関東で食べることができる甘海老は何なのかと言いたくなるようなおいしさです。
お刺身も非常に新鮮です。鯛や鰤、甘海老ですが、さすが北陸ですね。
蓋を開けると驚きの大きさの白子が。これはぜいたくですね。
焼き魚もしっかりと出てきます。なんといっても、器がきれいなものを使っているので、なんでもおいしく見えますね。
こんなにたくさんごちそうが出てきてしまっては、お酒が停まりません。日本酒は、立山をチョイス。ピリッとした辛さがありますが、癖がなく、非常に飲みやすいお酒です。お気に入りのお酒の一つですね。
まだまだお料理は続きますよ。お次はズワイガニです。北陸のかにはおいしいですよね。身がたっぷり入っていて食べごたえがあります。
お次は和牛ロースですね。ぐつぐつと煮える前にぱくっと食べてしまいました。おいしいごはんと漬物と一緒にいただきました。
最後は果物ぐらいで終わりかと思ったら大間違い。デザートプレートがやってきました。チョコレートケーキにイチゴ、抹茶味のケーキがあったりなど、最後の最後まで凝っています。
満腹になった後は、すやすやとお休みしたいところですが、それではもったいないではないですか。花紫には見ておかなければならない場所があるのです。
よく旅行サイトなどで花紫のページを開くと乗っているあの伝統工芸品、和紙のアートはどこにあるのかと尋ねてみると、ダイニングにあるとのことでさっそく向かいました。今回はお部屋食だったのですが、ダイニングを選ぶことも可能だそうです。ここがその入り口。おしゃれですね。
そうそう、これですよこれ。インターネットで見ていたもの。実物はやはり大きいので、なかなかきれいですね。
いやー、これだけ大きい仕切りを和紙で作ってしまうんですから、すごいものですよね。芸術品ですね。
同じダイニングには、水引を用いた様々な工芸品が置いてあります。最近のはやりでしょうか。水引を置く旅館が増えているような気がします。
水引のナイアガラです。これだけで、おいくらするのでしょうか。。。。とんでもない金額なんでしょうね。
よくまぁ、こんなに細かな作業をするものです。伝統工芸はすごいですね。
気になるお風呂ですが、最上階に露天風呂があり、温泉街を眺めることができます。
お部屋は川側に面したお部屋だったので、部屋と川がきれいに見えます。雪景色だったらもっと素敵だったのかもしれませんね。
いやー素晴らしい旅館でした。お値段は確かに高いですし、アクセスも悪いので、トータルとしては非常に大きな出費になるかもしれませんが、一度は訪れていただきたい旅館の一つですね。きっと満足できると思いますよ。
20161223